ありました。
どのくらい昔かというと、OLの通勤服にパンツスタイルが存在
しなかった頃です。
通勤やお出かけにはスカートにパンプス、デートなどはハイヒール。
いずれもストッキングが必須で、素足をさらして膝上スカートを
履くなどもってのほか、という時代でした。
ところが、なんということでしょう。
某男性俳優が素足にローファーを履いてメディアに露出し始めて以来、
「ナマ足」などという言葉と共に、一気に素足ばきの風習が広まって
しまいました。
ミュールなどという軽薄なサンダルがメジャーになる頃には
「ストッキングなんてダッサーい」
などと笑われる始末。
サンダルは大概、指先がむき出しなものですが、そのむき出しの先端が
ストッキングに覆われていようものなら、やはり「ダッサーい」認定
されてしまうのです。ひどい話ではありませんか。
それなのに、ですよ。今度は
「素足で履くと足の裏がべたつく。指の間が汗かいてムレる。
靴擦れもするしー」
とか文句をたれるのです。ストッキング履け。
でもまぁ、真夏にストッキングというのは確かに暑い。
かと言って、膝下や足首用のショートストッキングを履くのは、
パンツスタイルでない限り、それこそダサい。
というわけで、パンプス用のフットカバーなどというものが
売り出されたわけですが、これにしたところで、つま先部分の
開いた、いわゆるオープントゥのパンプスなどを履いた日にゃ
やはり、つま先がストッキングに覆われてダッサーい。などと
言われてしまうのです。
で、新たに売り出されたのが、つま先部分をむき出したまま
指間の汗や足裏のムレも取ってくれるという、オープントゥ
サンダル御用達な方垂涎のアイテムなわけですが……。
《 汗取りフットカバー(トゥーフリー)2足組 》
……うん、このモデルさん、キレイに履いてる。
私、結構きつめの外反母趾なんで、指間の生地が親指側に
キューっと細く引っ張られてしまって、汗取りの意味が
なかった…。ただもう指の股の間に食い込むーーー。
さすがに小指のあたりはきちんと仕事してましたが、
正直、デザインもうちょっと何とかして欲しーなー。
吸湿速乾生地使用ということで、ストッキングに比べ、
しっかりした生地感で、立体成型仕様。
かかとのある靴を履いた時に一番力のかかる指の付け根部と
土踏まずにクッションがついてます。
個人的には、両方とももう少し上につけてほしかったですが、
これは仕方ないかな?
甲部分の生地が極端に少なくない、あたりさわりのない
デザインのオープントゥパンプスなら、「ムレも靴擦れも
防いでくれ、素足感があってダサくない」フットカバーに
なってくれるものと思われます。
(フリーサイズではありません。ご購入の際はサイズを
ご確認ください。)