私。
実家の母は手縫い派で、雑巾縫いにミシンなど使ったことが
ありません。
服を買う時のお直しは店でやってもらうのが当たり前。
というわけで、ズボンなどの裾上げに針と糸を使わずに済むと
知ったのは結婚後のことでした………。
《幅広らくらく接着テープ》
タタミイワシを極薄にしたようなシートを布と布の間に挟み込んで
アイロンを当てて熱接着。そのまま冷まして完了、というテープを
持っていたのは、何故か主人でした。女子か。
ズボンの丈直しのほか、タバコの灰による焼け焦げやポケットの
底の穴あきの補修のために買ったらしいんですけどね、
こんなことをマメにするくらいなら、コンビニのビニール袋を
キチンとたたんで下さい。
ところで、主人が持っていたのは幅が約1センチちょいのテープ
でした。
この細さでは、裾上げの幅が広い場合に接着力が足らずにはがれて
しまうのが難点でした。
あと、幼稚園の時の子供の服やカバンにアップリケをつけてやる
時にも、
「もうちょっと面積があれば……」
と思ったこともあります。
先ほどの画像のテープ、なんと幅が4.5センチもあります。
裾上げ幅や補修面積が広い時、アップリケ貼り付けに大変便利です。
細く狭い部分を補修するときには、ハサミでカットしてあわせて
下さい。薄いのでカンタンに切れます。
「ちょっと失敗したか?!」という時は、同じ手順でもう一度
熱を加えて丁寧にはがせば取ることができますが、生地によっては
糊が残ってしまうこともあるかも……。
接着テープは初めて!緊張!という方は、布きれで練習してみるのが
おススメです。
と、このように、針と糸でチクチクやらなくてもいい手軽な接着
テープですが、残念ながら使えない布もあります。
・高級素材、服地
・アイロンに適さない生地
・透けて見える薄手の生地
・フェルトなど起毛タイプの生地
には使えませんのでご注意ください。
あと、私のやり方がまずかったかもしれませんが、デニムなど
厚手の生地同士の接着は失敗……。熱が通りにくかったか??
最近はさらにお手軽な布用ボンドも出ていますが、染み出しが心配な
時もあるので、我が家では接着テープを常備しています。
針と糸生活に疲れた時は、ぜひお試しください。